「2022年度第3回、第4回実践行動学Webセミナー」を開催いたしました。
去る10月18日(火)および11月15日(火)に、「2022年度第3回、第4回実践行動学Webセミナー」を開催いたしました。ご多用な時期にも関わらず、北海道、東北、関東、東海、関西、中国、九州、沖縄の各地から多数ご出席を賜り、盛況を呈しました。
基調講演は、「学生のメンタルヘルス=初級・中級編=」というテーマで、法政大学キャリアデザイン学部教授の廣川進先生(公認心理師・臨床心理士・文学博士)にご講演いただきました。
【ご講演内容】
・最近の若者の傾向
・主なメンタル不調の症状とメンタルヘルスの基礎知識(心身症・自律神経失調症・適応障害、心の不調
に気づくポイントなど)
・認知行動療法の考え方(セルフトーク(心の中の口ぐせ)の紹介)
・ポジティブ・フィードバックと具体例(自己肯定感・心理的安全感を育てる。肯定的なリアクション、
ほめ言葉を増やすなど、相手にとって望ましい内容のフィードバック)
・アセスメントの観点。個別対応が基本(まとめ)
【基調講演に関して参加された先生方からの感想です。(抜粋)】
・ポジティブ・フィードバックは、学生に対して一番必要と思われる内容でした。
・学生対応全般に役立つ内容だった。
・現在、本校で行っている学生対応のアプローチが概ね本日のセミナー通りであったことが確認でき、
さらにブラッシュアップするヒントをいただけた。また現代の学生たちの特徴の解説は非常に共感で
き、学生が未知な生物ではなく、イメージが湧いたことで対応がしやすくなると感じた。
・心の不調のポイントがわかりやすかったです。アプローチの例があり参考になりました。新入生と教員
との早期信頼関係の構築について具体的なアプローチ法なども知りたかったです。
・最近の若者の傾向、セルフトークを考える3つの原則(「非論理性」を正す・「いま、ここ」で考え
る・ありのままを受容する)が印象的でした。
・職員の対応方法について参考になりました。
基調講演の後、実践行動学プログラムの教育価値をご理解いただくことを目的に、プログラムの理念や背景、導入効果等についてご紹介させていただきました。また、プログラムを受講した学生のアンケート結果、プログラムを指導した先生のアンケート結果等の資料も配布し、学生と先生の満足度もご確認いただきました。
【実践行動学のご紹介内容】
・理念と開発背景
・コンセプトと全体概要(DVD視聴)
【実践行動学のご紹介に関して参加された先生方からの感想です。(抜粋)】
・実践行動学についての講義をはじめて受けました。ありがとうございました。
・刺激になるお話が多々あり参考になりました。すぐに導入には至りませんが、引続き情報収集および情
報提供をいただければと存じます。
・実践行動学は効果があると思えたが、現実的に導入となるとカリキュラム等の検討が必要である。今
後、学生との関わりの中で、否定的な言葉を肯定的に言い換えることは参考になりました。
・まさに教員や学生の考え方が変われば、行動が変わると思います。本日はありがとうございました。
今後、学校様向け説明会などのご要望がございましたら、無料にて対応させていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
※次回の実践行動学セミナーは来年6月・7月に開催予定です。
5月上旬頃より、この新着情報でご案内・申込みを開始する予定でございます。